こんにちは。私は都内で保育士をしている31歳です。
今日は少し個人的な話になるのですが、以前2年半ほど所属していた事業家集団環境というコミュニティを離れてからの体験について、正直な気持ちで書いてみようと思います。
同じように迷っている方の参考になれば嬉しいです。
入会のきっかけは「子どもたちの未来のため」という言葉
きっかけは、保育士として働き始めて4年目の頃でした。
日々の保育に追われながらも、「もっと社会のために何かできないかな」とぼんやり考えていた時期です。
子どもたちを見ていると、この子たちが大人になる頃の地球や社会がどうなっているんだろう、と自然と考えるようになっていました。
そんな時、知人から「将来のために自力をつけることができるコミュニティがあるよ」と誘われました。
話を聞くと、理想の未来を実現するために仲間をつくりながら経済的に自立を目指す場所だとのこと。「子どもたちの未来のために何かしたいけど、もっと自力をつけたい」という私の想いにぴったりだと感じて、迷わず参加を決めました。
最初のミーティングでは、志の高い人たちがたくさんいて、正直圧倒されました。みんな目がキラキラしていて、「自分を変えて、社会を変えていこう」というエネルギーに満ちていて。自分もこの輪の中で成長したいと素直に思えたんです。
事業家集団環境での活動を通じて得られたたくさんの学び
参加してからの2年半、本当にいろいろな経験をさせてもらいました。
朝活や勉強会やセミナーに参加して、普段の保育士の仕事だけでは絶対に出会えなかった知識や考え方に触れることができました。
特に印象に残っているのは、「自分の人生は自分で選択するもの」という考え方です。それまでの私は、なんとなく流されて生きているところがあって、仕事も「安定してるから」という理由だけで続けていました。でも、コミュニティで出会った人たちは、みんな自分の意志で行動していて、その姿勢にすごく刺激を受けました。
コミュニケーションの取り方も学びました。相手の話をちゃんと聞くこと、自分の想いを言葉にすること。これは今の保育の現場でも、保護者対応や同僚とのやり取りで本当に役立っています。
少しずつ感じるようになった「ギャップ」
ただ、活動を続けていくうちに、少しずつ違和感を覚えるようになりました。理念としては「環境」や「社会貢献」を掲げているのに、実際の活動の多くは知人への声かけや新しいメンバーを増やすことに時間が割かれている印象があったんです。
もちろん、チームを作って仲間を増やすことも活動の一つだとは理解していました。でも、私が最初にイメージしていた「子どもたちのために直接何かする」という活動とは、少しずつずれていっているような気がしたんです。
それに、私は保育士の仕事が本当に忙しくて、朝早くから夜遅くまで働く日々。休日にコミュニティの活動に参加していると、身体的にも精神的にも疲れが溜まってきました。私のライフスタイルには合わなくなってきたな、と感じるようになってしまったんですね。
あと単純に、私は大人数の場が少し苦手だったのもあります。最初のうちは新鮮で楽しかったのですが、だんだん自分のペースで物事を考えたいという気持ちが強くなっていきました。
辞める決断と、その後の変化
最終的に辞めることを決めたのは、母が体調を崩したことがきっかけでした。
実家に帰る機会が増えて、家族との時間をもっと大切にしたいと思うようになったんです。
コミュニティのメンバーには「自分の生活を優先したい」と正直に伝えて、円満に離れることができました。
辞めてからしばらくは、なんだか空いた時間をどう使えばいいか分からなくて、少し戸惑いました。でも、地元の児童館でボランティア募集をしているのを見つけて、思い切って参加してみたんです。
これが、私にとってはすごくしっくりきました。目の前の子どもたちと直接関わって、絵本を読んだり、遊んだりする。規模は小さいけれど、確かに誰かの役に立っている実感がある。「私が求めていた社会貢献って、こういうものだったんだな」と気づきました。
それから仕事の方でも変化がありました。コミュニティで学んだコミュニケーションの姿勢や、主体的に動く習慣が評価されて、園でリーダー的なポジションを任されるようになったんです。お給料も少し上がって、後輩の指導も任せてもらえるようになりました。プライベートでも、ボランティア先で知り合った方の紹介で、今お付き合いしている素敵な人に出会えました。
今思うこと
正直、辞める時は「2年半、何をしていたんだろう」と少し落ち込んだ時期もありました。でも今振り返ると、あの経験があったからこそ、自分が本当にやりたいことや、自分に合った生き方が見えてきたんだと思います。
コミュニティで出会った人たちの中には、今でも連絡を取り合っている友人もいます。みんなそれぞれの道を歩んでいて、たまに近況報告し合うのが楽しみです。
「社会貢献」という言葉の意味も、私の中で変わりました。大きなことをしなくても、目の前の子どもたち一人ひとりに丁寧に向き合うこと、地域で自分にできる小さなことを続けること。それが私にとっての等身大の社会貢献です。
もし今、同じように「理念と現実のギャップ」に悩んでいる人がいたら、無理をせず、自分の心が納得できる場所を探してほしいなと思います。辞めることは決して失敗じゃない。次のステップに進むための大切な選択です。
あの時思い切って飛び込んだこと、そして自分のタイミングで卒業したこと。どちらも私にとっては「頑張ってよかった」と心から言える経験です。今の穏やかで充実した日々があるのは、あの2年半があったからこそだと感じています。

