事業家集団環境を辞めた元メンバーたちの話

事業家集団環境でチャレンジすることを辞めた人や脱退した元メンバーたちの現在

<インタビュー記事>事業家集団環境で現在うまくいっているメンバー・うまくいかずに脱退した元メンバー

そもそも事業家集団環境とはどんな集まり?

事業家集団環境がどんなところか分からない人の疑問のイメージ

もはや知る人ぞ知るような集団になってきている事業家集団環境。
当然知らない人もいると思いますが、彼らは東京や大阪を中心にさまざまな事業を行っている集団です。

その事業の種類は、人材、不動産、通信関係、小売店、オーガニックショップ、セレクトショップ、スポーツジム、飲食店、イベント事業など多岐に渡ります。
みなさんは、「華僑」(かきょう)という集団を知っていますか?

中国人で海外で商売をする人の名称で、彼らも団結して商売をすることで安定した経営をしています。

事業家集団環境は、この華僑をモデルにして組織されていると言われています。
事業家集団と呼ばれていますが、そもそも事業家や経営者になると思ってなかった人もたくさんいるとの話を聞き、実際に活動している人の話を聞くことにしました。

今回はその中から、活動を続けてうまくいっている人と、活動したものの違う道を選んだ人の2人の話をご紹介します。

 

事業家集団環境で学んでうまくいっている人の話

事業家集団環境で学んで収入が上がるなど現在うまくいっているメンバーたちのイメージ

私はまず、事業家集団環境に入って学んだ結果、事業家や経営者にはなっていないものの、うまくいっているという人の話を聞きました。

Aさん、27歳の男性。
職業はシステムエンジニア
彼はフリーランスシステムエンジニアをしながら、人材紹介もしています。
事業家集団環境で学び始めて2年で収入も上がり始め、現在の月収は80万。
事業家集団環境に入ることで、コミュニケーション力もキャッシュフロー管理も力がつき、
フリーランスで参画する会社でも重宝される人材になっているそうです。

<Aさん>
「僕には事業家集団環境がとても自分に合っていると感じています。
毎週のセミナーや講演があるたびに気が引き締まって月曜日からの仕事も頑張りました。
一番大きな学びだったのは、事業家だろうが会社員だろうがいい人材になる大切さです。
事業家になることだけ頑張っていればいいという自分の性根から叩き直されました。
もちろん、叩き直されると言っても、セミナーで話されている方の言葉にはっとしたという意味ですが。」

正直、効率よく楽に儲けられる方法があるのでは?と思っているなど、学び始めた当初の動機が不純だったという彼は、事業家集団環境を通して変化できたのだと話していました。

 

事業家集団環境で学んでうまくいかなかった人の話

事業家集団環境で学んでうまくいかずに脱退した後も悩んでいる元メンバーのイメージ

次に、事業家集団環境に入って学んだ結果、うまくいかなかったという人にもインタビューしました。
まず、インタビューを受けていただいた本人には悪いが、第一印象はとても事業家や経営者という感じがせず、どこか不安を感じさせる部分もありました。

これが、事業家集団環境に入ってこうなったのか?入る前からこうなのか?
私には分かりませんでしたが、少し人が近づきにくい空気を感じました。

Bさん、30歳の男性。
職業はもともと経理(正社員)で、現在は営業事務(契約社員)。

<Bさん>
「僕は事業家集団環境に入って全てを失いました。そもそも人とあまり流暢に話すこともできない僕には勧誘するイメージができなかったのですが、周りはBなら絶対できるよ!と煽ってきました。
それを信じてたくさん友達を作ろうと試みましたが、100件ラインを交換して1件繋がるという状況でした。」

なかなかうまくいかないことに疑心暗鬼になったのは、事業家集団環境で活動を始めて半年くらいだそうです。

<Bさん>
「トップの方にもアドバイスをたくさんもらいましたが、何をやってもうまくいかなかったです。そのトップの方からは、もっと自分を変えた方がいいよ。と言われましたが、これまでの自分を否定されているようですごく嫌な思いをしました。」

疑心暗鬼になって周りのことが信じられなくなっていたそうですが、事業家集団環境に入ったときの想いや描いたビジョンを振り返りながら、そのあとも1年継続したそうです。

しかし、経理の仕事にも影響が出て退職したことがきっかけで、事業家集団環境も脱退する道を選んだということでした。
現在は実家に戻り、営業事務の仕事をしながら、また経理の仕事を探して転職活動中とのことです。

 

まとめ:私が感じた2人の印象

事業家集団環境で結果を創るために継続するトレーニングのイメージ

今回インタビューした2人の話を聞いて、あまりに対照的で複雑な気持ちになったが、事業家集団環境に入る前の前提が大事なのでは?とも思いました。

自分自身の現状から、経営者として結果を出すために必要なことが何かを考えて実践していくから結果が出るのではないでしょうか?

事業家集団環境に入っただけでは何とかしてくれるわけではない。
事業家集団環境で学んだことを実践して経営者になるために自分自身の努力が必要。
決して事業家集団環境に入るということは楽な道ではない。

事業家集団環境に入って経営者になりたいけど、今までの自分は何も変えたくないというのは、スポーツでオリンピックに出場したいけど、練習はしたくないというのと同じなのかもしれません。

私自身は経営者や経営の世界を目指すつもりはありませんが、どの世界でも結果を出すためには努力が必要で、言われたことだけをやっていてもなかなか結果は出ないという点が共通していると感じました。